私は呪われた右腕を振り払うことができず、必死に体をひねり空を見上げると、そこには、木々の間から差す月明かりが私に見せた人影。
その人影は、大木をもなぎ倒すほどの大きな斧が振り下ろし、私の左足は、一瞬で私の体から切り落とされた。
人の体は、こんなに呆気なく壊れるものかしら?
私は絶望を感じる暇もないままに、何者かに頭をつかまれ体を引きずられると、私の体は池の中へと投げ込まれた。
私は息苦しくて、顔を水面から上げると、何者かが私の頭を強く押さえつけた。
私の顔は、再び、水の中へと沈んでいった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…