メールを読み始めた私の顔から、一瞬にして血の気が引いた。


今日もやはり、あのメールは私のところに届いたのだ。


携帯電話を握りしめ、得体の知れない不安に怯える私の呼吸は、ひとりでに早くなっていた。


〈 私は、他人の幸せが憎いんです。

特に、あなたの幸せだけは許せない。

あなたが時間をかけて築き上げたあなたの幸せを、どうやって壊してやろうかと、私は毎日、そのことばかりを繰り返し繰り返し考えているのです 〉


私はメールを読んでいると、吐き気がして口元を抑えた。


私の悪夢は、あとどれくらい続くのだろうか?