イライラする。

やっぱ、私達。ダメなのかな・・・。


「別れたいな・・・・。」

付き合う前のほうが、話しやすくてよかったのに・・・・。

こんなに、苦労しないのに。出かけるのだって、普通にできてたのに。


いっそ。メールで一方的に・・・・。

だめだ。それじゃあ、きっと友達にも戻れなくなる。

かといって、電話はきっと出ないし。手紙は捨てられるだろう。


「メールか・・・」

家に入り、自分の部屋に戻るとスマホをつけてメールを打つ。


「TO. aoi_0806@non.××.jp

  件名 ごめん。

  本文 もう、葵には付き合え切れないや。

     私達、ダメなのかも。

     別れて、友達に戻ろう。

     葵が何考えてるのかわかんない。 」




「ごめんね・・・葵・・。」

まるで、璃央のときのように、涙が出てきた。

あの日以来泣いたことはないのに。

「ひっっく。」

私の鳴き声だけが部屋に響いてた。






チュンチュン・・・

「くぁぁぁ。えー!!あ、朝!?」

自分でも驚いた。12時間以上は寝ていたはず・・・。

「肩痛いな・・・・。」


寝すぎだろうか・・。

「とっとと行くか・・・。」

眠い体を起こして準備をはじめた。