超能力。

その存在に私は、興奮した。
今まで嘘だと思っていたコトが、私に出来ている。



すごい!すごい!




早く友達や家族に見せたい衝動に駆られた。


けど…




こんな力をみたら、もう使えなくなっちゃうんじゃ…。
と、私は不安になる。



もう一度、液晶画面をみても、バラしてはいけないとは書いてない。


なら、いいよね?




ベッドから、バッと立ち上がり一階へ階段をかけ下る。





お母さんと妹は何事かと驚いた様子。



「ね、ねぇ!私、超能力つかえるんだよ!!」



幼稚園に通う、4歳の妹は「ちょーのーうりょく?」と私の元へやってくる。


うん、そうだよ。我、妹よ!