私は土方の経屋に戻った。
「相変わらず汚い部屋だね。」
土「悪かったな汚くて」
「一さんの部屋は凄く綺麗に整理されてあった。」
土「…………(一さん、、ねぇ)」
「きいてる?土方?もう少し綺麗に整理して」
土「なんでてめぇなんかのために」
「あっそう。」
面白くない。
土「疲れているんだ少し休ませてくれ」
面白くない。
なんで相手してくれないんだよ。
土方のくせに
「一さんの所に行ってくるし」
土「は?」
私は土方の部屋を飛び出した。
一「で、俺に泣きつかれても困る。」
「別に泣きついてはない。」
一「そうか、なら出て行ってもらえるか?これから稽古がある。」
「私も行く」
一「だめだ。きけんだ。何より総司が怒ると思う」
「あんなのに怒られても何とも思わない」
一「ならば迷惑だ。俺達は命を賭けて戦っている。その稽古場に女が足を踏み入れるなど…………迷惑極まりない」
……………………………一さんは、私を危険な目に合わせたくないと思ってあえて突き放すような事を言ったんだ。
わかってる。
どうせ私はいつでも蚊帳の外なのだから。
「無理を言って悪かった」
一さんの部屋を出た。