「これは…「ペンダントだ」
父さんが言った。
箱の中身はキラキラと光り磨き通った石が入ったペンダントだった。

「綺麗だね、でもなんで?」
石を電気にかざしながら聞く。
「おまも…なんとなくだ、なんとなく」
父さんはまたそっけなく答えた。

ふーんとまた適当に返事をし、ペンダントを首から下げた。
御守りって言いたかったんだろうな。