「ちょっと待ってよ!」

僕は叫んだ。

「そんな事、急に言われても困るよ!
じゃあ、なに僕は捨て子?
教会の前に捨てられてたって事だよね!?」

父さんはなにも言わない。

「なんで黙ってるの!?
答えてよ!」

僕は家と逆の方面に向かって走り出した