「すみません!うちの娘が!」

職員室に入るなり、その女性は言った。

娘って事はセイラか…
セイラの方をチラッと見ると彼女は真っ青な顔をしていた。
どうやら彼女の母親で間違いないようだ。

「セイラ!」

女性がセイラの名前を呼ぶと、セイラはビクッと反応した。