「ウィン、一緒に武闘館行こうぜ」
「ウィンさん、行きましょう」

武闘館まではクラスの奴らと並んで行くんだろうに。
一緒にって言っても廊下までじゃないか。
そんな事を思っているとさっきの赤毛がこっちに向かって歩いて来た。

「お、ガラン。こっち来いよ」

ジンが赤毛に声をかける。

「ガランさんって言うんですね。セイラって言います、以後お見知りおきを。」
「ウィンだ。よろしく」

赤毛はキョロキョロと教室の中を見回した。
「ガランや。よろしゅう。」

関西弁か…!第一印象はそれだった。