「無視すんなって。俺さ、できる奴と仲間になりてぇんだ。」
「ふーん。で、なんで僕なの?」
「ウィンができる奴だからだよ。
さっきウィンが湖の上を通るとこ見たんだけどさ、ウィンさ光で橋をつくって渡ってたろ。あんだけの量の光出せる奴早々いないぜ。」

もう呼び捨てか。正直どうでもいい。

僕はこの学校を卒業し、きちんとした職に就き、父さんに楽をさせたい。
だから面倒臭い事や問題になる事はなるべく避けたかった。