俺　｢おい、ユリア。俺を元の場所まで
　　返せ！！｣
ユ　｢...嫌。｣
俺　｢？なんで！！｣
ユ　｢...ｯ だって！あの子と一緒だと陽介、
　　私の事全く見てくれないもの！｣
俺　｢はぁ？なんで俺がユリアの事を？｣
ユ　｢〰〰ｯ//　おかしいのよ！この国の人
　　は皆私の事見てくれるわ！なのに...ｯ、｣
俺　｢お、おいユリア...？｣

　ユリアは俺を睨んで言った。

ユ　｢なのに、陽介は私じゃなくてあの子
　　の事ばっかり！どうして？！あの子
　　でさえ私の事好んでくれてる！
　　どうして陽介だけ......ｯ...ｳｩ...ぐすっ｣
俺　｢？！え、ちょ、ユ.....ごめ...｣

ユ　｢...ﾌｯ...ﾌﾌｯ...あははははははっ！｣
俺　｢？！｣
ユ　｢はぁあ...今のは演技よ。｣
俺　｢............は？｣
ユ　｢この私が泣くとでも？｣
俺　｢な...ｯざけんな！！｣
ユ　｢けど...陽介だけ私を見てくれないって
　　考えは事実よ。何故？みんなみんな、
　　私だけをみていればいいのよ。ﾌﾝｯ｣
俺　｢お前...｣
ユ　｢なによ。｣
俺　｢寂しいヤツなのな。｣
ユ　｢ど、何処が...?!｣
俺　｢.....色々。｣ﾂｰﾝ(　˘ ˘)

　ユリアはしばらく黙り込み、そして言った。

ユ　｢ｯ...もういいわ。時間をかけて陽介が
　　私をみるようにセッティングするわ。｣
俺　｢何する気だよ...言っとくけど、さゆ に
　　何かするようならその時点でアウト...｣
ユ　｢わ、分かってるわよ！｣
俺　｢ほぅ...？じゃあ何だ？言ってみろ？｣
ユ　｢陽介。魔法学校に通ってくれない？
　　沙百合と一緒なら文句ないでしょう？｣
俺　｢魔法...学校... そこにいけば魔法が？｣
ユ　｢使える様になるかは本人次第だわ。
　　けど、魔法を習えるわ。｣
俺　｢まじか！｣
ユ　｢まあ、この私が直々にお願いしてる
　　んだもの。当然OKよね？｣
俺　｢言い方は嫌だが、入れるなら...｣
ユ　｢ン?キコエナカッタワ｡モウイッカイ｡｣
俺　ｩｸﾞ...｢入り...たいです...｣
ユ　｢OK。じゃ、戻りましょ。｣


俺　｢（どーせ、サーシャとか言う奴は頼り
　　にならねぇだろうからな...つーか、
　　頼りたくもねぇあんな奴...！）｣