「翔ちゃん?そんな急いでどうしたの?」

翔ちゃん。私がそう呼んだ人物こそ

私の幼馴染みの"日野 翔平"(ひの しょうへい)である。

「なんで先に行ったんだよー家も隣だし学校も同じなんだし一緒に行こうぜ?」

そう言い私の隣に並び再び歩き出す

「翔ちゃんが寝坊するからじゃん。私は時間通りに迎えに行きましたー」

目を合わせぬよう不貞腐れたふりをして呟く

「あーごめんって!帰りアイス奢るから!」

翔ちゃんは手を合わせごめんっと頭を下げる

「…ガリガリ君ね」

「安くすむお嬢さんですね」

「うるさい翔ちゃんの財布にエコロジーでしょ感謝しなよ」

「はいはいどーも」

こうして下校も一緒にすることになった

まぁ、いつものことである