さっきのは予鈴だったみたいで
間に合った

「セーフ…」

「セーフじゃないわよあんたのせいで!!」

「あぁん!?」


もーまたこんな日々が続くのかぁ

ため息がでる


えーっとあたしの席は…



…………ん?



あたし24番だよなぁ?


あたしのすわるべき席に、キラキラした男の子がすわっている


「あ、あのぉ…」

「え…?」

「ここ多分あたしの席だと思うんだけど…」

「えぇっ!?ごめん!!どこだろ僕の席…」


キラキラ男子が席を立った時驚いた



こんなにも





こんなにも






こんなにも背が高い人がいるのかと…




「………………敵だ」


しかし、立ってまもなくガシャーンという音とともにキラキラ男子が床に倒れた


足が長すぎて絡まったのだろうか



クラスが一瞬シーンとした





「ぷっ」

初めにあたしは吹き出してしまった


「あははははっキラ男くん大丈夫?」


手を差し伸べて体を起こす

「だ、大丈夫…ごめん」



「あたしこそごめんね、敵って思っちゃったけど仲間だわ!!!あたし、リツってゆーの!よろしくね?」


「よ。よろしく…キラ男…?」


無事に自分の席につき、新しい友達キラ男くんと仲良くなった