ゆらゆら…
なんかあったかい
いーにおい…
なんだろ…
安心するな
まだ寝てたい
でも起きなきゃ……
「りーーーつーーーー」
呼んでる
誰かが呼んでる
ママ??
「りーーーつーーーーー!!!」
「ふぁい!!!!!」
「やっとおきたー♪もー学校だよー?」
「えっ?え…」
バスの窓からは夕日が差し込んでいた
もう日も暮れかけていた
「あと、この手を離してくれると助かる」
この手………?
ハッ!!!
きーくんの制服のシャツを握ってたみたいで
くしゃくしゃになってる!!!!
「ご、ごめんなさいっ」
「りつ、マサオに礼いえよー?ネックレスみつけてくれたんだからな!」
「えっそーなの?」
首にはいつものネックレスがついていた
ママ………
安心したら涙がまたあふれてきた
「うぅーーー…きーくんありがとう…ホントにありがとうーーー!!!」
「あーーもーー泣かないの!りつはもぉ…」
ゆのが女子力高そうなフリルのハンカチで涙をふいてくれる
「あっ!りつこら!鼻水つけてぇぇーー!!
」
「ご。ごめんなしゃい……」
「「あはははは」」
みんなで笑った
なんかこの4人ほんとに安心する
楽しい
「こらーーーいつまでバス乗っとる!早くでろーーー!!!」
先生の怒号がきこえる
「はーーい!!」
「よし、いこっか♪」
「うん♪みんなありがとう♡」
「おう!」
最高の仲間にであえたなぁ