ハァハァハァハァ…
「りっちゃん…………」
りっちゃんはつかれたのか
イルカのショーの客席の端っこで力尽きていた
「りっちゃん…………」
寝てる…
一体水族館何周したんだろう
人から見ればなんともないネックレス
けど、りっちゃんにはそれだけのネックレスなんだろう
「よいしょ」
寝てるりっちゃんを起こさないようにおんぶした
軽い……
そして想像以上に小さい
こんな体で、その現実を一生懸命受け止めてたんだ
なのにいつもニコニコしてる
そんなりっちゃんの笑顔を守りたくなった
出会ったばかりなのに
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