「ごめんね?お土産買うの付きあわせて…」
「大丈夫…僕も見たかったし」
ホントかよって思うくらいのテンション
でも、いつもボーっとしててマイペースだけど
嫌な事は嫌ってゆータイプだと思うし
いっか☆(ノーテンキ)
「こっちの黄色のタコと、紫のタコどっちがかわいーと思うー?」
「え、タコ好きなの?てゆーか、赤ないの?」
「えー?赤じゃかわいくないじゃーん?」
「(黄色のタコは可愛いのか、わからん)」
夢中で御土産えらんでても、きーくんは背が高いからどこにいるのかよくわかる
それに、絶対あたしのそばを離れなかった
「お土産いっぱいかえたー♪うれしいー♡」
「よかったね」
「あ、これ付き合ってくれたお礼!!」
「……ありがとう(黄色のタコだな)」
「でも時間あまっちゃったねー?どーしよっかぁ?」
隣を見上げると、いつも4人だから気づかなかったけど
きーくんてホントに大きい
そして、顔がホントに綺麗
ハナちゃんも言ってた
学年で三本の指に入るイケメンだって
いつも気にしてなかったけど
カッコイーんだなぁ…
ってまた!こんなこと考えてる
プルプルプル
また頭をふってると
肩に手の感触がして、グッと引き寄せられた
「あぶない。またぶつかるよ」
「ご、ごめんなさい…ありがとう」
ひゃー…ドキドキするーー…
こんなの初めてだぁ…
「そーいえば、今日はあのネックレスしてないんだね」
「へ?」
「いつもしてるよね?シルバーのネックレス」
「え、なにゆって…………」
ない
ママのネックレスがない…………
顔が青ざめるのがわかる
「ご、ごめん。忘れ物したから、きーくん先に門にいってて!!!」
「えっ、……あっ!!!」
さっきぶつかった時かな…
イルカショーの時かな……
ごめんなさい
ごめんなさいママ!!!