「…まぁ、そうだな。」 それだけの効力が、高崎の親父さんの通達には力がある。 良い面もあるが、 時には諸刃の剣にもなり得るほどの闇を引き寄せてしまうだろう。 「そんな莉茉が叶と同じ桜樺に通い出せば、あいつは必ず接触をしようと考えるはずだ。」 もう一本、暁が煙草を取り出して火を付ける。 「確かに叶に我慢は出来ないだろうね。」 莉茉ちゃんの気持ちも考えずに衝動のままに動きそうだ。