「莉茉っ!?」 急に莉茉の顔が歪む。 「どうしたんだ?」 「っ、暁…。」 震える莉茉の指先が俺の服の裾を握り締めた。 「ご、めん…なさい。」 …………は? 涙を流して謝る莉茉を呆然と見つめる。 …なんで… どうしてお前が俺に謝る必要があるんだよ。