少しホスト風?に見えなくもない彼は、おそらく20代半ばくらいで、すごくイケメンだった。


微笑む顔もなんだか色気がある。



「あ、はい!西村亜里沙です!

今日からよろしくお願いします!!」



私は緊張しながらも慌てて挨拶を返した。


すると突然手を握られて……



…えっ!?



「キレイな手してるね」



どきっ……。



ジッと見つめてくる。



突然の出来事に、私は驚いてすぐ声が出なかった。



なにこの人…!

ほんとにホストみたいだよ。



だけどそれを見ていた樹さんが私の手をサッと奪う。



「…おっと!小川さん失礼!

そろそろ時間やべー!

ほら亜里沙ちゃん行こ!」


「あっ…」