由那ちゃんはそう言って周りを見渡した。




「??」



「男子はみーんな日花梨に夢中よ。」




そう言われて教室を見渡してみると、確かにクラスの男子がみんなこちらを見ていた。





いやいや…




「これは違うよ、由那ちゃん美人だからみんな見惚れてるだけだよ」




私なんてどこにでもいる平凡女子なんだから。




「日花梨っ、もっと自覚しなさい!」



「ぇ?何を?」




言われる意味がわからず首をかしげる私。