「はーい。今日から1年間よろしくね!原松 みどりです!国語を担当しています。では、出席を取りたいと思いまーす。」
私達の担任も女…。やたら元気な先生だなぁ。でも、絡みやすい人でよかった。正直ホッとする。

朝のHRも終わり、休み時間に入った。誰とでも仲良くできます的な女子は目立つグループとなってもう、仲良く会話を交わしてる。羨ましいなぁとも思うけど、ああゆう人達正直苦手だ。
「席離れてるねぇ…。周りの人とも喋れないよ(泣)てゆうか、喋るの無理!」
「確かに。絶対に自己紹介しろ的なことになるよね…。そうゆうの一番苦手だ。」
「私もだよ…。花恋。私が仲間になってしんぜよう。」
「美来が仲間か…、信用ねぇな。」
「ちょっ、ひどーーい!」
楽しくて、二人とも爆笑。幼なじみっていいねぇ。知り合いが一人でもいて助かったよ。
「てか、男子いないから青春できなそー。」
美来の言葉に少しドキリとした。
それは、私の過去の恋愛に秘密があった…。誰にも、もちろん幼なじみの美来の話せていない、私の過去…。