『会いたかったよ
莉那〜!!』


「…死ねばいいのに」


『なんか言った?』


「別に…行くよ!深愛」




うっとりとした
深愛の手を引き

さっさとその場を
走り去る





『うっそ〜何で?
百瀬くん
せっかく話しかけて
くれたのにぃ』



深愛はブツブツと
文句をいうと


やっぱりまた
『だぁりん』との
メールを続けた




百瀬なんか嫌い




あいつは
表面だけの男




幼なじみなんて
言葉が嫌い


だから何?


だからあいつと
ずっと一緒にいるの?




きっと

これ程中途半端な
関係はないはずだ



だけど

これ程深い絆も
ないのだろう