「ひなみさん。ほんとは俺、高校に入ったらサッカー部に入ろうと思っていた。ちっさい頃からクラブにも入ってたし、ほんとにスキだったから。それと、俺そこまで音楽に興味はなかった。」


「えっ、、、じゃ、なんで?」
とってもびっくりした。

「俺、入学式の時すっげえかわいい子を見つけちゃって。」
へへへって笑いながら涼くんは言う。

「その子、一生懸命楽器吹いてて。すっごい惹かれた。一目惚れした。」