それと同時ににわかにざわつく心を落ち着かせる。

私の告白に、

美園と大志は一体どんな反応を見せるのだろう。

正直、怖い。

でも、やっぱりこのまま

“作られた自分”でいるのはもう嫌だ。

小さく息を吐くと、

私は覚悟を決めゆっくりと口を開いた。

「美園、大志。」

頬を赤らめながらソフトクリームを食べる2人の視線が、

すっと私へと向けられる。

「ん、どうした? 羽衣。」

マンゴーを一舐めしながら美園が訊く。

私は小さく頷くと、言葉を続けた。

「あのね。

 私、今までずっと美園たちに黙ってたことがあるの。」