イライラしてたし、疲れたし、体力もあまり残っていなかった私は…… ―――バキィィッ!!! 一発で終わらせた。 『おわった………』 そう思い切っていた私はすっかり油断していた。 「希依っ!危ないっ!」 ―――バンッ 狙われたのは確かに私だったはずなのに何故か私に痛みはこなかった。 そう。撃たれたのは……… 優ねぇ…私のお姉ちゃんだった。