「死ねぇぇぇええ!!!」



向かってきたそいつを当たり前かのように避ける


しかし…




バサッ


その反動でフードがとれてしまった




『不覚』



あーあ。これは全く予想してなかったな



「お前………女だったのか」



ニヤニヤと余裕な笑みを浮かべる毒蛇の総長


イライラするなぁ 



俺は気絶しない程度の殺気を放ちながらそいつにゆっくりと近づく  

 
そして……そいつの胸ぐらをグッと掴む



『てめぇ、このこと言ったら命はないと思え。分かったなぁ?』 



「は、はぃぃぃいっ!!!」



恐怖で歪みまくった顔に拳をいれる


――バキィィッ
  



相手が気絶したのを確認し倉庫から立ち去った




このとき彼女は気づかなかった。



「鬼姫が……女?」


ある人物に見られていたことを……………