『急で悪いんだけど……希依は…?』



「きーちゃんならまだ寝てるよ!!」



「いつになったら戻ってくんだか…」



「きー遅い」



上から順に星、陸斗、玲。


なんて個性的な奴ら……


これ全く心配してないよね?


でもそれだけ希依を信じてるんだ…


俺も希依に言われたんだ。


信じて待ち続けるよ。   



『希依はどの部屋?』



「隣だよ!!風吹たちいると思う!!」



『そっか。ありがとう。行ってくる』



よし。


行くかな。


俺は重い足をなんとか動かし希依の病室へと向かった。