約束の時間まであと数分。


私たちは那奈を残し外へと移動した。




12時まであと1分。


誰一人口をひらかずただ一点をひたすら見つめていた。





5…4…3…2…1………ガシャァァァン






とうとう始まった。



「これはこれはご丁寧にお出迎えありがとうございます」



『お前が…お前らが優ねぇを……』



「優ねぇ?誰だよそりゃ。あぁ…そ~いえば殺したやついたっけなぁ〜」



ニタニタと笑みを浮かべるながら話す奴。


気持ち悪い。



『私はお前らを許さない』



「そ〜言ってられんのも今のうちだけだぜ!!お前らぁ〜!!血祭りだぁ〜!!!」



相手のその言葉で決闘が始まった………