『ねぇ爽……』



「ん?どうしたの?」



これだけはきいておきたい……


爽なら大丈夫だって思いたいけど…



『爽は…いなくならないよね?私のどんな姿を見ても引いたりしないよね?私を…捨てないよね?』



もう誰もいなくなってほしくない。


嫌われたくない。


捨てられたくない。


そんな感情が私の中を支配する。



「希依…俺は絶対にいなくならないし、引いたりも捨てたりもしないよ。希依のそばにいるよ……約束する」



『よかった……』



安心したら急に力抜けてきた……


そのまま私はベッドに倒れこみ眠ってしまった。