「はい。死ぬ覚悟なら全員あります。それでも協力したい…希依を助けたいんです」
「そうか……まぁいいだろう」
いいんだ……。
本当にいれるんだね。
お父さんは1回言いだしたら変えないからな。
しかたない。私が守りぬいてみせる。
たとえこの命がなくなろうと。
『分かった』
「あぁ。頼んだぞ。今日は明日に備えてもう寝なさい。君も泊まっていくといい」
「はい。ありがとうございます。こんな時にすいません。僕希依とお付き合いさせてもらっている宮村爽といいます」
爽……今言うんですか……?
それより希依って…初めて呼び捨てにされた。