「もっかい。俺の顔見て」



うぅ……もうやけくそだ!



『好き!!んっ………』



その瞬間にふってきた爽からのキス



『そ……う…くる……し』



それでもなかなか離してくれない爽。


やばっ……力が……


とうとう私は力が抜け膝から崩れそうになった。



「おっと。もうギブ??」



でも爽はそれを簡単に支えてくれた。



『意地悪』



「ん?なに?もっかいしてほしいって?」



『すいません』



どうやらこの人は意地悪キャラみたいです。



「あ、花火始まるよ」



その言葉と同時に上がった花火。



『ふふっ。祝ってくれてるみたい』



「そうだね」



そうして私たちは触れるだけのキスをした。