いきなり声が聞こえたと思ったら車から出てきた風吹。


ずいぶんと豪華な登場で。



「ささっ、のってのって!」



「あ、うん」

 

『てかまさかあんたが運転してるわけじゃないよね?』



「あったりめーだろっ!!覚えてねぇーの?朔を!!」



朔?


朔って誰だ??


風吹の今の言い方だと専門の運転手??



「忘れてしまうのも無理ないですよ」



あははと笑いながらいう朔という人。
  

あれが朔ってひとか……


って、あっ!!!



『思い出した!!』