「オラァ!!!」



わざわざそう叫びながら殴りかかってくる男。



そしてその拳を


………パシッ



華麗に受け止める私。


かっこいいわぁ!!!



………すいません。はい。




『おっと、後ろからっ?危ないなぁ〜』



「お、お前…ま、まさかっ……」



『ん?な〜にっ?』



「お前は……鬼姫…」



『あははっ!!大正解っ☆』



どうやら殴りかかってきた時にピアスが見えたらしい。


そうわかった瞬間に血の気が引いていく男。


女の子のそばにいる男はまだ気づいていない様子。



『俺が鬼姫ってことはこれからどうなるかわかってるよねっ?☆』