『かわいい……』



「きーちゃん」



いつもよりワントーン低くなる星の声。


びっくりした時には星に抱きつかれていた



『せ、星?』



「きーちゃん……僕だって男だよ?」




耳元でそうささやく星。


ドキッ……


またこれだ……


爽のときと同じだ。


でもいきなり耳元で言われたら誰だってそうなるよね…?



『ど、どうしたの?いきなり……///』



恥ずかしさでだんだんと赤くなっていく私の顔。



「フッ……かわいい」