って、結局みんな来てんじゃねぇか。


まー、いいけどさ?


一人でいても暇だし。




「希依ちゃん手だして?」



『あ、うん』



手をだすと手当を始める爽。



『えっ!?別にいいよ!これぐらいの傷』



「女の子なんだから傷なんかつけたらダメだよ」



そう言って爽やかに笑う爽。


ドキッ


ドキッってなんだよドキッって。


これじゃあ私が恋する乙女じゃんか。


いや、私に限ってそれはないな。うん。