『そうだよ……』



なんだか拒絶されそうな気がして声が小さくなってしまった。


でも次の爽の言葉は………



「俺、1回会ってみたかったんだ」



『えっ?』



「だって自分たちより強いかもしれない人って気になるでしょ?」



その言葉にホッとして体の力が抜けた。



『よかった………』



いきなり力が抜けたせいで爽のほうへ倒れてしまった。


つまり今は…私が爽に抱きついている形。



「えっ!?き、希依ちゃんいきなりどうしたの///」



『な、なんだか安心したら力抜けちゃった……』