それは………後ろから風吹に近づく下っ端が持っているナイフ。


まだ間に合う……


私は全速力でそいつの前まで走りそれを奪った。



『ねぇ〜君ぃ〜?今これでなにしようとしてなのかなっ☆』



「その喋り方……お、お前……鬼姫かっ!?」



声でかいし〜!


周りを見てみれば皆手を止めて私達を見ていた。


あーあ。



『お前のせいで…バレちゃった☆』



若干イラッときた俺はとりあえずそいつの鳩尾に蹴りをいれた。