「…止めだ。めんどくせぇ」

すぐに考えを放棄する。

答えを探すにはまだ早すぎる、手元のピースが足りない。


「あら、放棄したの?」

「ホンット、気まぐれですね~リーダーは!」

「だからうるせぇ」

「アダッ!」


俺はベッドに座った。

そこにはまだ、暖かさが残っていた。




アイツのことは、アイツから聞けばいい。


話せるような関係になればいい。



「…明日、また勧誘しにいくか」



その口許は、楽しそうに笑っていた。