公園に逃げ込んだ。

追っ手が来てないのを確認してからベンチに座った。


「はぁ~~~…」

…疲れた。

心身ともに限界に近い。

頭いたい…あ、あとお腹も。


「少し休憩…」


あたりはすっかり暗くなっていた。

街灯がぼんやりと灯っている。


「…フー」

うん、落ち着けた。

OK~OK~…。


しだいに頭がスッキリしていくのがわかる。

こうなればもう大丈夫だ。


今日の出来事を、もう一度振り返ってみる。


…振り返ったときに気づいた。

あそこ、元々はただの倉庫だったとこだ。

間違いない、あの場所はよく見かけてるし。


てなわけで、ここからの帰り道はわかる。