―――そして今、私は旧校舎の前にいる。


下品な笑い声が中から聞こえてくる。

まだ中には言ってもないのに、タバコのにおいがした。


ジッと立ってたら、中から三人の男が出てきた。

…見事な下げパン。

見えてんじゃん…あ、見せてるのか。


「―――でさぁ~その女がさ」


すぐには気づかれなかった。

…ハイハイ、背が低いからでしょ。

退かずに立ってたら、肩が当たった。


「ああ!?お前どこ見てんだよ!」

「おい、よせって。殴んなよ?」

「そうだそうだ。こいつ、かなりレベル高いぞ」

三人の目の色が変わったのがわかった。

…最低。


「何しに来たんだよ?」

「総長に抱かれにきたのか?それとも幹部?」

「残念だったな。忙しくて相手にしてくれねーぜ」

「代わりに俺が抱いてやるよ」

はぁ?抱く?


「バカじゃないの?」


…あ。