「――じゃあ、自己紹介はここで?」
「幹部だけな」
どうやら話が終わったらしい。
自己紹介?
転校生じゃあるまいししたくない、そんな公開処刑…。
発表とか嫌いなんだよね。
だって、複数の目と嫌でも目を会わせなきゃいけないじゃん?
「だそうですよぉ~」
猫目の美女が他の四人に声をかけた。
四人は私を警戒しながらもソファーに座った。
そんなに怖い目をしなくても…。
「「!」」
ふと、抜群のスタイルの美女と目があった。
キラキラしたマリンブルーの瞳に、思わず目を奪われる。
やば、超きれいだこの人。
モデルさんみたいだ…。
彼女が私を見て微笑んだ。
その瞬間、背光が見えた。
ハッキリ。
女神だ。