転入生は拓也に目もくれず、鼻で笑った。
「勘違い、と言いたいのか?何も知らない愚民め。貴様は口を開くな」

そう。嘲笑うかのように。

頭が追いついていなかった私だったが、拓也に対してのその言葉には流石に反論したい。

「ちょっと転入生。あなた」

「おっぱいぽよよーん!いやぁ、電車でさぁ、 可愛い可愛いオネエさんが居たからぁ追いかけてたらこんな時間になっちゃったー。でもぉ変質者呼ばわりされた挙句、警察呼ばれそうになって慌てて逃げてきたぁ。まじテンサゲぇ。あれぇ?見ない顔がいるー?ぽよよーん!!俺、しょーぶ!頌歩って呼んでね!そこに居る二人の幼馴染みだよーん。よろろんぴーやぁ。誕生日はぁ、8月2日のパンツの日ー!身長は175cmでパッとしないけどぉ、顔とカラダは一級品です☆好きな女の子のタイプはぁ、おっぱい!更に言うなら年上のオネエさん!嫌いな教科はぁ、椅子に座る系全般!だってさぁちゃんと受ける気はあるんだけどぉ、言ってること分からなくて寝ちゃうんだもーん。好きな教科はぁ、体育と保健の実技!性のお悩みなら俺にお任せ!なんつってー。好きな体位はぁ」

「長い」