夏休みも終わり

テストが近づいていた

「テストはないわぁ」

「やんなくてもいいよねぇ」

「めんどくさい」

同じクラスの人たちと愚痴ばっか言っていた

「波流~」

麗子だ!何だろ?

「何?どうかした?」

「あのさ…
 
 波流さ…真のこと好きでしょ?」

えっ…

「なんで?違うよ」

「正直に言って」

「麗子…」

麗子の目から涙がでていた

「私裏切られたって思った」

「麗子…」

もう正直に言うしかなかった

「ごめん…麗子
 
 あたし好きだよ」



無言…

「そっか…大体わかってた」

麗子の涙は少しずつ止まっていった

「でも波流の口から聞けてよかった」

そう言い

麗子はクラスへと戻っていった

最低だ…あたし

その心は1日じゅう続いていた