「ったぁ。なにすんの…。」







「お前が鈍いからだろ。HR終了なー。」









私はカバンを持つと律の所へ向かった。









「律〜、帰るよ?」








「…ひよ?、帰るよ。」







「…律寝すぎだよ?」








「眠いんだもん。」








教室を出ると、玲哉くんが待ってた。







「?玲哉くん?どうしたの?」








「あ、今日一緒に帰れないかなーって思ったんすけど、無理っぽいですね。」









「あ、ごめんね?今日は先に律と約束してて…。」







「ですよね!ごめんなさい。失礼します。」








そう言って玲哉くんは眉を下げて行ってしまった。