「佐伯さん、今日の資料なんだけど…」







「あ、柊音先輩。今日は…」








私は佐伯ひより。
17歳。
生徒会に入っている。

そして、この人は生徒会長の
神楽柊音先輩。
優しくてなんでもできて、みんなの注目の的なんだ。








「ひーよー。」








「律、どうしたの〜?」








「…今日一緒帰れんの。」







「?うん、いつもどおり帰れるよ?」







「…そ。ならいい。」








この人は幼馴染みの矢島律。
すぐ拗ねる癖がある。







「佐伯先輩!今日お昼一緒どうですか?」







「あー、ごめんね、たまちゃん。今日は小菜と食べる予定なの。」







「まじっすか〜。でも、長谷川先輩なら譲るしかないっす。」







この人は玉ヶ谷玲哉くん。
一個したの後輩。
生徒会に入っている関係で親しくなった。



そして私の友達、長谷川小菜。
クールで言いたいことははっきりいうタイプ。

前からたまちゃんと小菜は知り合いだったらしい。