「もうっ…ほんと危なっかしいんだから。ほら、立てる?何してたの?僕も手伝うよ。」
そう言いながら、てきぱきと実験の準備を始めるユウリ。
「いや…自分でやるよ。今回、ちょっと物騒なものを頼まれてしまってな。」
わたしがそう言うと、ユウリは事情が分かったのか、
「そっか、わかった。でも、手伝ってほしいとこがあったら言うんだよ?僕は隣の実験室にいるからね。」
と言って部屋を出て行った。