「うぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
手にしていたフラスコから、いきなり炎があがった。

私の上げた大きな悲鳴に誰かが駆けつける音が聞こえる。

「大丈夫…!?どうしたのドルチェ!」
「あぁ、ユウリ…大丈夫だ。」
隣の実験室で作業をしていたらしい。怪しい液体の入った試験管を持ったまま、ユウリが私を見つめている。