そっけなくされてたとき、私は噂を耳にしていたんだ。 真琴くんが隣のクラスの女子と一緒に帰ってるってことを。 だから近々別れ話も来ると思っていた。 でも私は別れたくなかった。 どれだけ説得しても彼は下を向いたまま横にしか首を振らなかった。 そのあと私はどれだけ泣いたかわからない。 親にも友達にも心配かけてばかりだった。 付き合いたくてももう付き合えない。 別れてからは私たちは一切しゃべることなく卒業していった。