「んで、つれていきたい場所ってここ?」
「それは嘘です...。ただ話があるだけで。」
話だけなら話だけっていってくれればよかったのに...
「なら話ってなに?」
「...........ご、ごめんなさい。あんなことになってしまって。私の友達真琴くんのことが好きだから振られたのがとてもショックだったみたいです。だから男子の友達にたのんであんなことしたんです。私は止めたんですけど。ほんとにごめんなさい。」
とても弱気な子が震えながらそう言った。
わざわざそう言うために俺のところに来てくれたのか。
「...で、でも私の友達また次の計画を始めているんです。もう私じゃ止められないんです。止められなくてほんとにごめんなさい。」
「....どんな計画なんだ?」
「それは私にもわかりません。教えてくれないんです。ほんとにごめんなさい。」
さっきから謝ってばっか。
「でも言えるのは彼女たちは本気なんです。やるといったらとことんやる子達なので...次は口だけじゃすまないと思います...」
「わかった。俺に教えてくれてありがとな。」
俺はそのまま席をあとにした。