「どうして連絡くれないの?ずっと待ってたのに...。」
私はこの数日連絡は全くしなかったのだ。
「仕事が忙しかったから...すっかり忘れてた。」
私は少し焦った顔をした。
「嘘だね。」
彼は真剣な顔でそう言った。
「香歩は嘘をつくときいつも目が泳いでるよね。昔と全然変わってない。」
昔のこと、私のことよく覚えてるな。
あのとき私のことは興味がないと思っていたのに。
「今日ちょっと付き合ってくれないかな。話したいことがあるんだ。」
真琴くんがとても真剣な目をしていたので目が話せなくなり
「わかった。」
いつの間にか口ずさんでいた。
どこのレストランも混み合っていたため近くの公園に行くことになった。